EPG構法
面ガラスのコーナーやエッジの目地部分を通して金属部材を取り付け、部分的にガラスを支持する構法です。ガラスを支える金属部材がとても小さいので、透視性の高いガラススクリーンを構成できます。
ガラスに施す加工が少ないので、強化ガラスに限らず、倍強度ガラスやフロート板ガラスも使うことができます。また、それらで構成する合わせガラスや複層ガラスなどへの展開も可能です。

耐震性能
基本的には、従来のサッシ構法と同じ考え方です。ガラスと金属部材の間のクリアランスにより、耐震性を発揮します。
ただし、ガラス目地の間を金属部材が貫通していますので、スウェイ(平行移動)には限界があります。よって、主にロッキング(ガラスの回転)により、地震時の変位を吸収する機構となります。

耐風圧性能
FEM解析をもとに、金属部材まわりやガラス各部の応力がガラスの許容応力以下となるよう設計します。また、変形が大きい場合は、たわみ量も考慮してガラスの厚さ、金属部材の数を決定します。
